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【帰化申請】最近の許可率

2015年08月05日

昨年(平成26年)の帰化申請の申請者数は、11,337人、許可者数9,277人、不許可者数509人となっており、申請者数に対する不許可者数の割合(約4.5%)は、ここ10年では、平成24年についで高い不許可率となっています。
しかし、ここには取下げを行った割合は含まれておらず、これらを含めると、許可率は最低といえます。
これは、特に面接では問題を指摘されず、あとは許可されるのを待っていただけ、という状況の人が、不許可という結果となる、というケースが増えていることが推測されます。

そもそも、ここ数年、帰化申請についてはその要件が厳しくなってきました。
社会保険加入の有無や、国民年金・厚生年金の支払の有無等、日本国民としての義務を履行しているかどうかについて、非常に厳しく審査されます。
10月からはマイナンバー制が導入され、おそらくこの傾向はますます強くなることが予測されます。

今後帰化申請を検討されている方は、きちんと納税をし、厚生年金(国民年金)に加入し、この点で不許可要因とならないように注意しておく必要があります。

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